遠近両用メガネとは
その名の通り、遠くから近くまで見えるメガネのことですね。オールマイティーに使えて、見た目には遠近を使っていると分からないので、お知り合いのあの人も実は遠近ユーザーかもしれませんよ。
怖い!慣れにくい!というイメージもありますが、心配ご無用。朝から晩まで掛けたままで良く、慣れたら運転にも使えちゃいます。
若い頃は自分の目の筋肉でピントを調節できるのですが、年齢を重ねるとそれが難しくなってきます。
だからレンズにあらかじめ、自分にとっての遠く用、近く用にピントが合う度数を設定しておくわけです。
遠近両用メガネは特注メガネなので、どこのお店でも注文してから仕上がりまでに1週間くらいかかります。
「明日の旅行で使いたい!」とお店に駆け込んでもすぐに持って帰れないので注意が必要ですね。
遠近使ったら、どんどん目が悪くなるんじゃないの?説
遠近を使うことが原因で目が悪くなることはないと思います。
残念ながら、年齢を重ねるごとに目の調節機能は衰えていくため、みんなどうやってもだんだん見づらくなるのです。悲しいさだめです。
40際くらいからその兆候が現れると言われているので、最近ピントが合わないなぁ〜〜と思ったら要検査です!
なぜ上記のようなウワサが信じられているかというと…加齢とともに衰えるものを、遠近メガネを使い始めた時期と重なるため、使い始めてから進んだのでは?と誤解するのかもしれません。とんだ濡れ衣ですね…!
遠近両用は使いづらい?
しかし、とても便利な遠近でも万能ではありません。
遠近両用は、レンズのどこで見てもよく見えるわけではないのです。
横端の部分はぼやけてみえます。
レンズの上の方が遠く用、下に行き次第近く用の設計になっているんです。
購入してからしばらく経って、この事を忘れてしまっている人も多く、「遠近買ったのに見えない!」(←遠く用の部分で近くを見ながら)なんてこともあるので、購入時の説明書を見てみるといいですね。
近くも見えるって言うわりに、パソコンが見づらい?
パソコン画面は、たいてい50センチ前後くらいの位置にあることが多いと思います。
ということは、近くを見るためにこのようなアゴを上げた格好になりますよね。
レンズの下方を使っている状態です。
首がえらい疲れそうな姿勢です。
せっかく見えるようになっても今度は肩がやられてしまいそうです。
スマホや本なら目線の下に持って見ることができますが、パソコン画面は机に置いて使えないので少々不自然な格好になってしまうんです。
こうしてラクな姿勢で見たいところですが、これだとレンズの上方で見てしまってるので近くが見えません。
自然な姿勢で使えないのはどうにも不便だなぁ〜と思いますよね。
近くがメインなら中近がおすすめ
そのような場合は、中近という室内用メガネがあるので、そちらがおススメです。
中近は手元メインの設計なので、パソコンなどデスクワークでも視界が広くて快適なんです。
そのかわり遠方はそこまで見えないので、運転には使えませんから使い分けのサブとして考えて見るといいですね。
用途に合わせて持っていると目も疲れにくいし、予備にもなるので急な破損にも慌てなくて済みますよ。