先月 胚盤胞まで育った受精卵を移植して妊娠判定をもらってから1ヶ月が過ぎました。
が…残念ながら妊娠8週6日で流産と診断されました。まさか自分の身にこんなことが起こるなんて…。
稽留流産と言われて
10日に一度くらいのペースで診察していましたが、胎嚢や胎芽がネットで見る情報と比べるとちょっと小さいのかな?と思っていました。
途中まで卵黄嚢(赤ちゃんの栄養)は見えても赤ちゃんが見えなかったこともありました。そろそろ心拍が聞こえ始めるはずの6週になっても、まだよく分からず。
なにしろ着床するのも初めてだしエコー写真も見慣れないけど、週数がすすむにつれ心配が募ります。
先生は成長が遅いとか不安にさせるようなことは言いませんでしたが、7週に入った辺りから、さすがに「次回の診察で見えなかったら難しいかもしれない…」とポツリ。
成長が追いつくことを信じて、次の受診を待つあいだ毎日が長いこと長いこと。
ついに最後まで、心拍を聞くことはありませんでした。
8週6日のエコー写真は、5.7ミリの小さな赤ちゃんが写っていて、先生いわく
「この時期ならちょうどこの胎嚢ぐらいの大きさになってるはずなんだけど、ずっと小さくて、途中で成長が止まってしまったみたい。」
前回の時には成長の遅れを指摘されてたので、正直、今回は覚悟はしていました。もしかしたら急成長するかもという希望も完全には捨てられませんでしたが…。
流産と診断されるまでの症状
稽留流産とは、出血や症状がなくてもお腹の中で赤ちゃんが死亡してしまってる状態のこと。
自覚症状がないので診察で初めて知ることとなり、かなり動揺しますね…。
今回の妊娠、7週くらいまでは
- 眠気
- 胸の張り
- 体温の高さ
- 生理痛のような鈍痛
などがあったので、消化系のつわりは無かったものの、赤ちゃんが成長してるのだろうな〜と思えていました。
でもだんだんとそれらの症状がなくなってきていて、エコー写真のこともあり嫌な予感がしていたのでした。
生まれてくることはすごい
採卵しても受精しない。
移植しても着床しない。
着床しても育たない。
そういうことって珍しくなく、本当に多くの人が体験して苦悩して、気持ちに折り合いをつけたり乗り越えたりいろんなドラマがある。
人が健康に生まれてくるって、とんでもない奇跡の連続だと思い知らされます。
恥ずかしながら、社会に出て大人になったつもりでも全然知らない世界でした。
妊娠したら産めるものだと思ってた頃がありました…。
厳しい現実ですが残る凍結受精卵はあと2つ。まだ希望はあると信じて。
約1ヶ月の間、私をお母さんにしてくれて赤ちゃんに感謝です。